メール送信ソフトのインストール
目次
メール送信サーバーPostfixのインストール
メールサーバーを構築する場合、送信メールサーバー(SMTPサーバー)と受信メールサーバー(POP/IMAPサーバー)の構築が必要です。
ここでは、送信メールサーバーにはPostfixをインストールしますが、お問い合わせの送信のみに限定するので、受信メールサーバーはインストールしません。このため、メールサーバーを不正な中継サーバーにさせないようにする設定は不要です。
# yum -y install postfix ← Postfixインストール
PostFixの設定を行います
main.cfの編集
# vi /etc/postfix/main.cf ← Postfix設定ファイル編集
75行目
myhostname = east19-mikas.com ← 追加(自FQDN名を指定)
注意!この部分で、hostnameは、インターネット上で有効である必要が有ります!
84行目
mydomain = east19-mikas.com ← 追加(ドメイン名を指定)
注意!この部分で、hostnameは、インターネット上で有効である必要が有ります!
108行目
myorigin = $mydomain ← 追加(ローカルからのメール送信時の送信元メールアドレス@以降にドメイン名を付加)
114行目
inet_interfaces = localhost ←外部からのメール受信は許可しない(送信専用サーバーとする)
166行目
mydestination = $myhostname, localhost.$mydomain, localhost ←変更しない(自ドメイン宛メールは受診しない)
582行目
smtpd_banner = $myhostname ESMTP unknown ← 追加(メールサーバーソフト名の隠蔽化)
以上は、main.cfの設定内容
master.cfの編集
次はmaster.cfファイルの編集です。
# vi /etc/postfix/master.cf ← master.cf編集
11行目
-o smtpd_sasl_auth_enable=yes ← 行頭の#を削除(SUBMISSIONポートでSMTP認証有効化)
16行目
submission inet n – n – – smtpd ← 行頭の#を削除(SUBMISSIONポート有効化)
PostFixの再起動
# systemctl restart postfix ← Postfix再起動
# systemctl enable postfix ← Postfix自動起動設定
SELINUXの設定
上記までの設定で、メールがお問い合わせページから送信できない場合は、SELINUXでHTTPからのメール送信を抑制されている可能性が有ります。
念の為、SELINUXを次のようにして、メールが送信できる場合は、下記の設定を追加して下さい
# setenforce 0
# getenforce
Permissive
・・・上記の状態で、お問い合わせでのメールが送信できる場合は、SELINUXで次の設定をしてから、SELINUXを有効にしてください。
# setsebool -P httpd_can_sendmail=1
# setenforce 1