WordPressをルートへ

サブディレクトリからトップに変更

サイトのアドレスについているフォルダ名のmputを取る

ドキュメントルートの下のフォルダ「mput」にインストールしたWordPressを、「mput」を入れなくて済むようにする方法の紹介です。

作業は、WordPressの管理画面での操作と、ターミナルを使った変更作業が必要です

今回の目的は

変更前のURL:https://east19-mikas.com/mput
変更後のURL:https://east19-mikas.com

上記の様に、サブディレクトリにあるmputを入力せず、ドメイン名だけで表示させようというものです。 

ダッシュボードで表示URLを変更する

まず、ダッシュボードで、下図の様に、「設定」⇒「一般」⇒「一般設定」を表示します。

一般設定の、サイトアドレス(URL)は初期設定は、WordPressアドレス(URL)と同じですが、これを上図の様に最後の /mput を削除します
 

WordPressアドレス — WordPressをインストールしたURL(変更しない)
サイトアドレス — WordPressを表示するURL(こちらを変更)

インストール先の2つのファイルをルートにコピー

サイトにターミナル接続し、WordPressをインストールしたディレクトリに有る2つのファイルをルートディレクトリにコピーします

ファイルは、.htaccess と index.php の2つです。
 

# cd /var/www/html/mput
# cp .htaccess ../.htaccess
# cp index.php ../index.php
# cd ..
# ls
.htaccess  index.php

ルートディレクトリに、.htaccess と index.php ファイルが有ることを確認します

ルートにコピーしたファイルの中身を変更

index.php ファイルの変更

# vi /var/www/html/index.php
・・・
 */
define( 'WP_USE_THEMES', true );

/** Loads the WordPress Environment and Template */
require( dirname( __FILE__ ) . '/mput/wp-blog-header.php' );

index.php ファイルの最後の行に /mput を追記します

.htaccess ファイルの変更

変更前の .htaccess の内容

# BEGIN WordPress

RewriteEngine On
RewriteBase /mput/  ・・・変更する部分
RewriteRule ^index\.php$ - [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /mput/index.php [L]   ・・・変更する部分

# END WordPress

 
変更後の .htaccess の内容

# BEGIN WordPress

RewriteEngine On
RewriteBase /  ・・・変更した部分
RewriteRule ^index\.php$ - [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /index.php [L]   ・・・変更した部分

# END WordPress

トップページへの対応

サブページについてはフォルダ名なしのURL(例:http://east19-mikas.com/linux)に自動転送されるので問題ありませんが、トップページ(https://east19-mikas.com)
については、.htaccess に次の内容を記述します。

RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteRule ^mput/$ https://east19-mikas.com/ [R=301,L]

この記述は、サイト内にフォルダ名の付いたトップページ以外のURLが残っていた場合でも、フォルダ名を取り除いたURLに転送されます。
 
以上で、ルートでの表示に変更する作業は完了です。

動作確認を行います

 
サイトに、トップドメイン名だけでアクセスしてみます。
下図のように表示されれば完了です。

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