デフォルトの設定での不具合解消
インストール時のコンテキストの影響
SELINUXはApacheをインストールした時点で、ドキュメントルートにはコンテキスト「httpd_sys_content_t」が付与されます。
しかしながら、WordPressのインストール・ルーチンで、wp-config.phpの作成ルーチンに上記のコンテキストでは出来ないため、WordPressから、インストールユーザーに対して、wp-config.phpの作成を促します。
このファイルの内容はインストール時に、コピーさせる状態の画面を表示します。このコピー内容を、ユーザーが作成した wp-config.phpに貼り付けて、保存します。
更に、ユーザーは、このファイルのオーナーをApacheに与える操作をする必要があります。
この作業を終えた後、インストール画面に戻り、インストールボタンをクリックする必要があります。
更新や、テーマの追加
インストール作業では、設定されないSebool値を手作業で変更が必要です。この作業をしないと、テーマの新規追加でエラーとなります。更にWordPress自体の更新も行われません。
これらへの対応する作業を以下に記しました。
SELINUXの設定作業
コンテキストの変更
# semanage fcontext -a -t httpd_sys_rw_content_t “/var/www/html(/.*)?”
# restorecon -R -v /var/www/html/
ブール値の追加
# setsebool -P httpd_graceful_shutdown=1
# setsebool -P domain_can_mmap_files=1
補足
上記の説明は、投稿者の稚拙な作業の結果起きたことです。
実際のやり方は、SELINUXの設定は上記の内容を全て設定した後、WordPressをインストールするべき話でした。手順の後先が間違った状態で、作業した結果を投稿したものでした。